不動産売却にかかる費用とは?

2025年03月14日

「不動産を売却すると、どれくらいの費用がかかるのか?」

この疑問は、多くの売主様が気にされるポイントです。売却価格がそのまま手元に入るわけではなく、仲介手数料や各種費用が発生するため、実際の手取り額を把握しておくことが重要です。

また、居住用不動産の売却には「3,000万円特別控除」などの税制優遇があるため、税負担が軽減されるケースが多いのも特徴です。

本記事では、沖縄の不動産売却にかかる費用を分かりやすく解説します。

 

 

 

1. 居住用不動産の売却にかかる主な費用

不動産を売却すると、次のような費用が発生します。
 1. 仲介手数料(不動産会社への報酬)
 2. 印紙税(売買契約書に貼る収入印紙の費用)
 3. 抵当権抹消費用(住宅ローンが残っている場合)
 4. 測量費・修繕費(必要に応じて発生)
 5. 所有権移転登記費用
 6. 税金(譲渡所得税・住民税など)(※優遇措置あり)

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

 

2. 仲介手数料とは?

不動産を不動産会社に依頼して売却する場合、「仲介手数料」がかかります。これは、買主を見つけ、売買契約を成立させるための成功報酬です。

仲介手数料の上限は法律で決められており、計算式は次のとおりです。

売却価格 × 3% + 6万円 + 消費税

 

例えば、3,000万円で売却した場合の仲介手数料(税別)は:

3,000万円 × 3% + 6万円 = 96万円(税別)

消費税(10%)を加えると、105.6万円(税込) となります。

 

支払いのタイミングは、売買契約時や引き渡し時に支払うケースが一般的です。

仲介手数料は成功報酬なので、売却が成立しなかった場合は支払い不要です。

 

 

3. 売却時に発生するその他の費用

(1)印紙税

売買契約書には「収入印紙」を貼る必要があります。
売却価格が1,000万円超~5,000万円以下の場合、印紙税は1万円です。

 

(2)抵当権抹消費用

住宅ローンが残っている不動産を売却する場合、ローン完済後に抵当権を抹消する手続きが必要です。
司法書士に依頼すると1~2万円の費用がかかります。

 

(3)測量費・修繕費
 • 土地を売却する際、隣地との境界が不明確な場合は、測量が必要になり、10~50万円の費用が発生することがあります。
 • 建物の状態によっては、簡単なリフォームや修繕を行うことで、より高値で売却できる可能性があります。

 

(4)所有権移転登記費用

沖縄では、不動産売買時に所有権移転登記費用を売主と買主で折半するケースがあります。(目安:約5~10万円)
本土では買主が全額負担するのが一般的ですが、沖縄では売主側も一部負担する可能性があるため、事前に不動産会社や司法書士に確認しておきましょう。

 

 

4. 税金について

不動産を売却して利益が出た場合、「譲渡所得税」や「住民税」が発生することがあります。

ただし、居住用不動産の売却には「3,000万円特別控除」などの税制優遇があり、一定条件を満たせば税金がゼロになることもあります。

主な税制優遇措置
✔ 3,000万円特別控除(譲渡所得から3,000万円を控除できる制度)
✔ 買い替え特例(売却後に新居を購入する場合、税負担を軽減できる制度)

これらの詳細は、別の記事で詳しく解説しますので、ぜひそちらもご確認ください。

 

 

5. 居住用不動産売却の「手取り額」をシミュレーション

例えば、3,000万円で売却する場合の試算例です。
 • 売却価格:3,000万円
 • 仲介手数料:約105.6万円(税込)
 • 印紙税:1万円
 • 抵当権抹消費用:2万円
 • 測量費(必要な場合):20万円
 • 3,000万円特別控除適用 → 税金ゼロ!

この場合、最終的な手取り額は約2,872万円となります。

 

 

6. まとめ

不動産売却には、仲介手数料や印紙税、登記費用などのさまざまな費用が発生しますが、居住用不動産の売却には「3,000万円特別控除」などの税制優遇があり、税負担を大幅に軽減できる可能性があります。

売却後に「思っていたより手元に残る金額が少なかった…」とならないためにも、事前に必要な費用を把握し、最適な売却プランを立てることが大切です。

 

不動産売却をスムーズに進めるポイント

✔ 仲介手数料は「売却価格の3%+6万円+消費税」
✔ 印紙税や抵当権抹消費用などの諸費用を事前に確認しておく
✔ 居住用不動産なら「3,000万円特別控除」などの税制優遇が利用できる可能性がある

✔ 所有権移転登記費用は通常買主負担ですが、沖縄では売主・買主で折半するケースもある(目安:約5~10万円)
✔ 「最終的にいくら手元に残るのか?」をシミュレーションしておく

 

売却のタイミングや進め方によって、手取り額が大きく変わることもあります。「今売るのが最適なのか?」と迷われている方は、まずは不動産の無料査定を活用し、現在の市場価格を知ることから始めてみましょう。

沖縄県内の不動産売買を専門とする私たちが、豊富な経験と実績をもとに、お客様にとって最適な売却プランをご提案いたします。

「売るべきかどうか迷っている…」という段階でも構いませんので、まずはお気軽にご相談ください!

 

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株式会社ラビタル

沖縄県宜野湾市上原1丁目23-11

TEL:098-988-4139

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